ベチ劇場☆紫陽花日和

「あの日 しろくまちゃん 心にもないこと言っちゃったらしいわよ」
「ドリュちゃんが来た日?」
「そう しろくまこちゃんが帰っちゃったあと・・・」

『その花 しろくまこちゃんに?』
『えっ・・・いやっ・・・これはっ・・・フラワー通りの華道家カーリーに頼まれて・・・』(←大ウソ)
『へえ じゃあ しろくまこちゃんに用事って何だったんだい?聞いておくように頼まれたんだ』
『・・・・・・・・』

「それで なんて言ったの?しろくまちゃん」
「・・・『しろくマー君とお幸せに』とかって言ったらしいわよ」
「えええ~~~っ!!??たとえそーなることは解ってたとしてもバカなこと言ったわね」(←情け無用)

「なんか・・・責任を感じるわ・・・私のせいですれ違いになっちゃった訳だし」
「ドリュちゃんのせいじゃないわよぉ」
「そーよ きっとしろくまちゃんの運命が悲しいかなこうなのよ」(←あっさり)
「でも・・・しろくまこちゃんには私からも謝りたいわ」

「じゃあ 一緒に行ってあげるわ ドリュちゃんすご~~く方向音痴でしょ?」
「・・・・・・・・(←間)ありがとうノエルちゃん」

「ここで待ってれば しろくまこちゃんに逢えるかしら」
「散歩道らしいからきっと来るわよ」
「しろくまちゃんのかすかな名誉を挽回しないとね」(←おい)

「あっ・・・来たわ!」

「こんにちは しろくまちゃんのことなんだけど・・・」
「最近逢わないわ しろくまちゃんに・・・どこかへ旅行でも?」
「紫陽花のお花の中でしょげてるみたいなの」
「まあ どうして?」
「あの日 私の道案内でしろくまちゃんはここに来られなかったのよ すっぽかした訳じゃないの それから・・・」
「あのぅ 私急いでるの これからアイス王国の氷祭りにお友達と行くのよ じゃあ紫陽花の中のしろくまちゃんによろしく」(←あっさり)

「・・・・・・しろくまちゃん・・・これからどうなるのかしら?」
「・・・・・いざとゆう時は慰めてあげましょうね・・・」(←希望的観測無し)

「アイス王国の氷祭りにしろくまこちゃんを誘えばよかったな・・・ここより涼しくて気持ちいいだろうなぁ・・・」
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Chie Ito
>ASOちゃんさん